人間中心設計・人間工学設計16箇条

人間中心設計16箇条はこれまでの経験に基づき人間中心設計・人間工学設計に関わる仕事をする場合の基本的な心構えを表現したものです.

(1) 過去の文献や事例を探す前に利用現場を見る
(2) 専門家の意見よりユーザーの行動観察結果を重視する
(3) 開発者が誇る単一のスペックの最高は利用者にとっての快適の敵と考える
(4) コストを下げる前にユーザー価値を上げる
(5) コストパフォーマンスにおけるコストは時間軸上での製造コスト超克の問題としてとらえる
(6) 販売店も開発担当部長もユーザーの代表ではないことに注意する
(7) 潜在的な要求はユーザー自身も分かっていないと考える
(8) 製品のライフサイクル全体を視野に入れる
(9) 人間工学設計・人間中心設計に関する研究開発がユーザーから見えるようにする
(10)短期的な成果より継続の重要性を認識する
(11)企業間,技術間,部署間の壁を破壊する
(12)表層的な技術間競争やカタログスペック競争には関わらない
(13)いたずらにUDを唱えることは百害あって一利なし
   ユニバーサルなデザイン実現の鍵は柔軟性である
(14)デザイン部門とマーケティング部門が知りたい情報は異なる
   どのように使われるかと,だれが買うかは別問題,ただし,これらは相補的につながっている
(15)対症療法に走らずに問題の発見と解決を目指す
(16)人間工学設計・人間中心設計に関する問題解決に必ずしも科学的厳密さは必要ない
   これは科学を軽視するという意味ではない